【短】今更好きだと伝えてもいいかな…


また来週…平日はきっと会えるけど、土日は会えない、もどかしさ。
左の二の腕に残った感触と、さっき差し出された言葉に、今夜も睡眠不足になるだろうと確信していた。


その、柔らかさに身を任せられたら、どんなにいいことか。
妄想は膨らんで、頭の中はパンクしそうだ。

ギリギリのラインで、押し留める熱情。
それを放ってしまったら、本当に彼女の信頼を裏切ってしまいそうで。
俺は、顔をしかめて、ため息を吐く。


手に入らない限り、罪悪感は増していくばかり。
こんなことの繰り返しで、もしも彼女に嫌われたら、その時俺は一体どうするつもりなんだろうか…。


「まいったな…」


一人、暗い部屋の中で呟いてから、ごろんと横になった。


次の週、彼女に会いたい気持ちはあったけど、部活が忙しくなりそうだったのと、なんとなく気まずい思いがあって、


「しばらく会えない」


というメールを送った。

彼女と親しくなってから、初めてのことだったけれど、このままじゃ本当に築いた信頼関係を壊しそうで怖かった。