どれくらい、そうしていたのか。
すんすんと鼻をすすっていた彼女の涙も途切れ、段々と落ち着きを取り戻してきた。
「ごめ…んね?取り乱しちゃって…。突然絡まれて、あそこまでついて来られて、凄く怖くて…。でも誰にも助けてって言えなかったから、崇史くんが来てくれて、本当に嬉しかった…」
「いつも、一人でこんな時間に出歩いてるの?ダメだよ。真梨恵さん、女の子なんだから、もっと自分のこと大事にしなくちゃ…」
「あのね…?あの…実は…その…」
「ん…?」
「崇史くんに会えないかなって、…そう思って家を出てきたの。ここの所ずっと会えてなかったでしょ?だから、ロードワークでこの時間くらいには外にいるって聞いたことがあったから…」
「真梨恵さん…」
赤く染まった頬。
自分から抱きついてるこの態勢の今、そんなことを言って、この人は本当に何も気付かないでやってるんだろうか?
「崇史くん、ずっと上の空状態だったから、私何か怒らせるようなことしちゃったのかなって。嫌われちゃってたら、嫌だなって、そうずっと思ってて…」
くしゃりと困ったように微笑む彼女を見て、胸が痛んだ。
こんなにも純粋な人を汚して傷付けて俺は一体何をしているんだろう。
「あの…真梨恵さん…」
「何…?」
「ごめん、って言わなきゃならないのは俺の方なんだ…」
こうなったら、腹を括って洗いざらい曝け出してしまおう。
これ以上彼女を傷付けて泣かせるくらいなら、その方が何倍もいいから…。
「実は、俺…凄い、いかがわしい目で真梨恵さんのことずっと見てた。何回も真梨恵さんとのやらしいこと想像してて…それで、その…気まずくなってて…本当にごめん」
体を離して、ぺこりと頭を下げる俺。
無言のままの彼女。
「あぁ、終わったな…」
俺は心の中でそう、思った。
すんすんと鼻をすすっていた彼女の涙も途切れ、段々と落ち着きを取り戻してきた。
「ごめ…んね?取り乱しちゃって…。突然絡まれて、あそこまでついて来られて、凄く怖くて…。でも誰にも助けてって言えなかったから、崇史くんが来てくれて、本当に嬉しかった…」
「いつも、一人でこんな時間に出歩いてるの?ダメだよ。真梨恵さん、女の子なんだから、もっと自分のこと大事にしなくちゃ…」
「あのね…?あの…実は…その…」
「ん…?」
「崇史くんに会えないかなって、…そう思って家を出てきたの。ここの所ずっと会えてなかったでしょ?だから、ロードワークでこの時間くらいには外にいるって聞いたことがあったから…」
「真梨恵さん…」
赤く染まった頬。
自分から抱きついてるこの態勢の今、そんなことを言って、この人は本当に何も気付かないでやってるんだろうか?
「崇史くん、ずっと上の空状態だったから、私何か怒らせるようなことしちゃったのかなって。嫌われちゃってたら、嫌だなって、そうずっと思ってて…」
くしゃりと困ったように微笑む彼女を見て、胸が痛んだ。
こんなにも純粋な人を汚して傷付けて俺は一体何をしているんだろう。
「あの…真梨恵さん…」
「何…?」
「ごめん、って言わなきゃならないのは俺の方なんだ…」
こうなったら、腹を括って洗いざらい曝け出してしまおう。
これ以上彼女を傷付けて泣かせるくらいなら、その方が何倍もいいから…。
「実は、俺…凄い、いかがわしい目で真梨恵さんのことずっと見てた。何回も真梨恵さんとのやらしいこと想像してて…それで、その…気まずくなってて…本当にごめん」
体を離して、ぺこりと頭を下げる俺。
無言のままの彼女。
「あぁ、終わったな…」
俺は心の中でそう、思った。



