私はその言葉に心底ショックを受けた。
まだ、「好きな人がいる」とか「興味ない」とかなら良いものを。
彼は一言「面倒くさい」と言った。

それって、私の気持ちも含まれてしまうんだろうか…。

今までの私のかもし出してしまった雰囲気も、そこに値するんだろうか…。

そう思ったら、怖くて「そっか…」としか言えなかった。


彼はイケメンかイケメンじゃないかと言われたら、間違いなくイケメンの、しかも上位に君臨すると…「好き」だという贔屓目抜きにもそう思う。


なのに、特別な取り巻きがいるわけでもなく、ギラギラした親衛隊みたいなものがいるわけでもない、いわゆる緩い不思議さんキャラで…。

私は、そんな彼と一緒にいるととても幸せで和むんだ。