その名前には思い切り聞き覚えがあった。
というか、忘れたことはなかった。
「…えぇ?!はじくん?!どうして…?!」
急に現れたこの大塚壱というのは、私の幼馴染で…確かアメリカに両親と一緒に行っていたはずなのに、どうして?
「聖月が心配で」
「はっ!?」
「なーんつったらどうする?」
「はじくんの意地悪!!」
まるで自分の疑問を見透かしたような口ぶりでそんなことを言うはじくん。
そんな会話をしていたら、ふわっと後ろから体を包まれた。
というか、忘れたことはなかった。
「…えぇ?!はじくん?!どうして…?!」
急に現れたこの大塚壱というのは、私の幼馴染で…確かアメリカに両親と一緒に行っていたはずなのに、どうして?
「聖月が心配で」
「はっ!?」
「なーんつったらどうする?」
「はじくんの意地悪!!」
まるで自分の疑問を見透かしたような口ぶりでそんなことを言うはじくん。
そんな会話をしていたら、ふわっと後ろから体を包まれた。



