「おいおいおーい!」

「あ。…そうだった…ごめん、凌」

「あ、じゃねーよ!毎朝毎朝オレの存在忘れやがって
!!」

「凌、うるさい…頭に響くったら」

こっちの朝から元気な爽やかイケメンは、私の大切なコンタクト…焦げ茶色の瞳の…凌。


ふぁっともう一度あくびをすると、ムッとした顔で凌がミネラルウォーターを差し出してくる。

「昨日飲み過ぎたんだろー?」

「違いますー。凌が朝からうるさいだけですー」

そんな小さな言い争いをしていると、将が優雅な仕草でリビングのソファーまで連れて行ってくれる。

「ありがとう、将」

「いいんだよ。かわいいののかの為だからね」

……ほんと、自然体で男前過ぎるから手に負えない……。