彼女は空を見上げていた。

振り返ったとき。



一瞬見間違えた。くらいからか。




「紗凪。お前こそ、あぶねーんじゃねーの?こんな時間に」



「柊弥が傷心してるだろうと思って、慰めに来てあげたんだから。


感謝したらどう?」



普通、フラれた相手にこんなことはしないのよ、と言って俺の隣に並ぶ。