彼女は空を見上げていた。

ほとんど独り言だった。




俺はさっきと同じように星空を見上げて、黙っていた。



少しして、掠れた声の紗凪の声が聞こえた。



「私は、覚えているよ。柊弥が言ったこと」



チラリと紗凪を見やると、紗凪も同じように空を見上げていた。