「じゃ、すっかり綺麗に食べ終えたことだし、部屋に戻ろっか?」

「ん。あやちゃん。手…」


ズイっと出された新條の手に、思わず他のメンバーの目があるにも関わらず頬が緩んじゃって。
なんか、メンバーから驚愕の視線を感じたけど、敢えてスルー。



「あー!もうっ!有害ったらありゃしない!」



そんな桂木の声を背中に受けながらも、オレの頭の中はこれからの予定でいっぱいデス。



ねぇ、新條…。
そろそろ二人で、誰にも言えない思い出作ろうか?