バサっとなんの躊躇もなく浴衣を脱いだオレに、新條は初めて見るみたいに真っ赤になった。
もしもし、朱莉サーン?
オレの裸なんて、さっきも思い切り見てるじゃない。
っていうか、それ以前に新條しか知らない所のホクロまであるハズでしょ?
ホント…初々しくて可愛い。
そういうトコが、好きなんだけどね?


「ときと、支度できた?」


「あ?あ、うん。よし、んじゃ行こう!」


ほんのりピンクなほっぺのままの新條がすごーくすごーく可愛いいから。
照れてる新條の手をきゅっと繋いで、大広間へと廊下を歩き出したんだ。


……この話は新條から話すなって言われてたんだけど…ちょっと惚気けたかったから、こっそり言ってみた。

ごめんね?
新條?