独占したくて、傍にいて欲しいと我侭を言ったオレに優しく頷いて…。 彼女はオレと全く別の世界で自分のことを愛してくれてるヒトへと電話を掛けた。 表情の無い顔で、部屋の一点を見つめたまま淡々と相手に注ぐ言葉。 そんな姿を目の当たりにすると、オレ達の間にあるあやふやな線引きがとても脆いモノなんだと思えてしまう。