「でも、まきさん。気づいてます?」




「なにが?」




「莉那ちゃん。莉那ちゃんだって、天然ですよ!だって、さっき買ってたのって、」





「「腕時計。」」





「腕時計なんて、ネックレスより凄いですよ?」





腕時計をあげる意味に、あなたとの時間を管理します。




つまり、束縛の意味もある。




それから、同じ時間を歩いていこうという意味も。




ネックレスよりも凄いわね、、、、、、




「しかも莉那ちゃんからあげるんですよね?凄いなー。若いなー。」





「若いは関係ないと思うわよ?でも、上手くいくといいわね。2人とも。」





「そうですねー。」




アミはそう言うと作業に戻って行った。




ねぇ、伽斗。




昔からずっとあんたのこと知ってるけど、優しすぎるのよ。




真っ直ぐだし、天然だし、ぬけてるし。




でも、そんなあんただから莉那ちゃんが好きになる。