ふと血痕が残っている場所を目で追いかけてみると、自分のパジャマにも付着していることに気が付いた。


「嘘でしょ……」


泣きそうな声が出た。


まさか、そんな。


もし、そんなことがあったとしたら……。


あたしはゆっくりと立ち上がり、自分の腹部を確認した。


昨日あれだけふっくらしていたのに、今日は元通りペタンコだ。


そして、自分の股の間からポタポタと血が流れ出していることに気が付いた。