「昨日も今日も透のお母さんの料理を食べさせてもらったの」


「そうだったんだ?」


「美味しかったから朝からおかわりしたんだよね」


あたしはそう言い、ペロッと舌を出した。


人の作ってもらう料理はやっぱり一味違う。


愛情を感じる事ができた。


「食べ過ぎはほどほどにね」


あたしの話に笑いながら、梓は言ったのだった。