シド達は出場者達の控え室で先輩達の準備に追われていた。
今回の大会に一番意気込んでいるのはシドの先輩であるリダだった。
去年は後一歩のところで負けてしまい二位に終わっていた。
今年こそはと、毎日稽古に励んでいる姿をシドも見てきた。
「…シド!」
するとそこへアンナがやって来た。
「はい、何かご用ですか?」
「今オーギスト様からの命で、お前も剣術大会に参加せよと。」
アンナの言葉にそこにいたもの達が全員静まり返った。
「…え、自分が?」
「そうだ。早く支度をするように」
シドは呆然とその場に立ち尽くした。
「…隊長!シドにはまだ出場する資格はありません!」
リダがアンナの前に躍り出た。
「…ああ。しかし、国王様直々の命令だ。」
アンナの言葉に、リダは拳を握りしめシドを睨みつけた。
「シド、いいな。」
アンナはシドに新しく作り直した出場者一覧を手渡した。
俺が、剣術大会に出場……
シドは心臓の音がドクンドクンと鳴り響いた。
今回の大会に一番意気込んでいるのはシドの先輩であるリダだった。
去年は後一歩のところで負けてしまい二位に終わっていた。
今年こそはと、毎日稽古に励んでいる姿をシドも見てきた。
「…シド!」
するとそこへアンナがやって来た。
「はい、何かご用ですか?」
「今オーギスト様からの命で、お前も剣術大会に参加せよと。」
アンナの言葉にそこにいたもの達が全員静まり返った。
「…え、自分が?」
「そうだ。早く支度をするように」
シドは呆然とその場に立ち尽くした。
「…隊長!シドにはまだ出場する資格はありません!」
リダがアンナの前に躍り出た。
「…ああ。しかし、国王様直々の命令だ。」
アンナの言葉に、リダは拳を握りしめシドを睨みつけた。
「シド、いいな。」
アンナはシドに新しく作り直した出場者一覧を手渡した。
俺が、剣術大会に出場……
シドは心臓の音がドクンドクンと鳴り響いた。