危ナイ隣人

だけど結局、私の拠り所はいつもお兄ちゃんだった。



色鉛筆やクレヨンで書いた似顔絵や、カラフルなビーズで作ったペンダント。


次に開けた引き出しの中には、私がプレゼントしたものが沢山保管されていて、また目の奥が熱くなる。



涙がこぼれないようにと顔を上げた時、机の棚に並べられた本の中に、少し色の違う背表紙が目についた。



「これは……アルバム?」



手にして、開いてみると、そこにはジャージやユニフォーム姿の男子高校生が沢山写っていた。


試合の様子とか、練習の様子とか。

みんなでアイスを食べてる写真なんかもある。



「あ」



ページをめくっていくと、見知った人の姿を発見。京香さんだ。


練習着姿のお兄ちゃんと、ジャージ姿の京香さんが笑い合っている写真。



「な……」



ナンダコレ! と思わず叫びそうになってしまう。

我が兄ながら、まるで2人の様子がまるで映画のワンシーンみたいなんだもん!



「ナオくんってばすっぴんがどうとか言ってたけど、京香さん、普通に美人じゃん!」



絵になる2人。

多くの時間を共有したからこその雰囲気。