そのメールを私は躊躇することなく消す。


それを見た洸が驚いたように目を開いた。


「私は洸がいればそれでいい」


洸が救い出してくれた。


暗闇の中を目的もなく彷徨っていた私を、


貴方が見つけてくれた。


「私に光を照らしてくれて、ありがとう」


隣に洸がいて、気持ちが繋がっている限り


私は洸と共に輝ける。


「美月…、愛してる。だから絶対に、俺から離れるな」


「私も貴方を、愛してる」