わたしを光へ。


だけど今日はそれがない。


それ程大事な用では無いのか、家に帰ってからでいいと思ったのか。


そうなのだろうとは思うけど、何故か気になる。


私の様子がおかしいことに気が付いた洸がこちらを見た。


「ごめん私、先に帰るね」


急に立ち上がった私の腕を掴む。


加賀くんのことがあってから洸は私を一人にはさせなかった。


何かあった?と聞いてくる洸に、着信のことを話そうか迷うが、何の確信も無いので黙っていた。


ただ私の胸がザワザワとしているだけなのだから。


気持ち早歩きで、着いた家は明かりが点いていなかった。