しかし、歩乃の中ではもう返事は決まっていた。

「ずっと一緒だよ。当たり前でしょ？私、レイヤのこと大好きなんだよ？離れるわけないよ。」

歩乃は麗也に笑顔を向けた。


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歩乃が麗也と出会ったのは小学1年生の時の事。

歩乃は物心着く前に両親を事故で亡くし、赤ん坊の頃からずっと児童養護施設で育ってきたのだが、小学1年生の時、両親に虐待された麗也が同じ施設に入ってきたのだ。

同い年で学校も同じ2人はいつしか親友になり、高校1年の頃、恋人同士になったのだ。