「なんかさあ、1人だけ年下だからってうちらのことオバさんだと思って見下してそうだよね。」

「ほんと。最初からなんかノリ悪いガキだなーって思ってたけど、最近マジで愛想悪すぎるよね。休み時間とかずっとスマホ見てるしさ。」

歩乃は怖くて動けなかった。
ついこの前、食堂で声を掛けてくれた同僚たちがまるで別人のように歩乃の悪口を言っているのだ。

「まあ良いじゃん?ほっといて。これからはうちら同い年だけで連もうぜ。」

笑いながら悪口を言いながら彼女らはトイレを後にした。