「ち…ちがう…私は……
ねえ!なんで信じてくれないの?!私はレイヤ以外の人なんかどうでも良いのに…他の男の人になんか…ううん、他の人間になんか興味ないのに…
なんで、なんでそうやって疑うの?!信じてよレイヤ……私のこと信じて!!」

歩乃は麗也の手をギュッと握りながら、麗也を真っ直ぐに見つめた。
しかし、暴走した麗也には歩乃のその訴えは届かない。
麗也は突然歩乃の手首を掴むと強引に引っ張り、風呂場に連れ込んだ。
そして、昨日の残り湯が入った浴槽に歩乃の頭を深く突っ込んだ。
息が出来ない歩乃は必死に抵抗しようとするが、頭と体を強く押さえつけられて動けない。