歩乃に笑顔を向けられ、麗也は安心したような顔をした。

「ありがとうアユノ。2人の収入が安定してきたら結婚しような。」

そう言って今度は麗也が歩乃に笑顔を向けた。

「うん。それで、もっと広い家に2人で住もうね。」

今は小さなアパートに同居している歩乃と麗也。
まだ高校を卒業したばかりの社会人1年目の2人の夢は、生活を安定させ、結婚する事だった。

19歳の2人は、これからも支え合って生きていこうと改めて誓った。