君からのヘッドフォン

「栞帆ちゃん、自分のことにも興味ないよね。
まぁそれが栞帆ちゃんらし言っちゃらしいんだけどさ?」

「みっちゃんがそう思ってくれるなら他にどう思われてもいいもん。好きなのはくゆりさんとみっちゃんだけ」

「…はぁ。栞帆ちゃん、やけにど直球でてれちゃうんだけど」


そういうみっちゃんの顔は少し赤い。

…写真に収めたいな。

今日イチで可愛い。

でも、この子をもっと可愛くさせる方法を私は知ってる。

それは──────


「みちる」

「あ、和穂くん。どうしたの?」