思わずため息が出る。

考えるだけで幸せなんだけども。


「あ、栞帆ちゃんのオタクスイッチ入った?」

「ぽいね」


仲良しお二人さんは私のことを見てどうやら面白がってる。

いや、だってかっこいいんだもん。

私の日々の癒し…。


「くゆりさんが尊すぎてつらい」

「知ってる。今日はどうしたの?」

「キャラソンの…甘い声が、しんどい…」


やばい、想像するだけでしんどい。

待って待って、好き。

どうしよー…。


「…くゆり?」