みっちゃんは頬を赤く染めると、ふふっと声を漏らした。


「私も、和穂くんに会いたかったところ」


和穂くんに向けるて放たれるこのデレた声がとんでもなく可愛い。

好き。


「ありがとう、一緒にお昼、いい?」

「私はいいけど…」


そう言って2人は私を振り向いた。

え、そんなの。


「もちろん、和穂くんも一緒に食べよ?」

「ありがとう」


断る理由なんてない。

和穂くんは嬉しそうに笑って、椅子を一角につけた。


「そういえば栞帆ちゃん、柊彩の告白断ったらしいね。
柊彩、落ち込んでたよ」