「キャッ!」と驚きの声をあげ、「あ、あの、わたくしはお散歩を……」と慌てて言い訳をしたセシリアだが、彼に首を横に振られてしまった。
「私は騎士です。気配に気づかぬわけがないでしょう。セシリア様が後をつけて森に入ったところからわかっていました。全ての話を聞いていたのですね?」
「ご、ごめんなさい……」
盗み聞きを咎められたのだと思い、セシリアが身を縮こませたら、逆に謝られる。
「いえ、こちらこそ申し訳ございません。国王陛下に許しを得ることができませんでした……」
深いため息をついた彼は、セシリアの右手を取ると、その手のひらを自身の頬に当てた。
色香の溢れる瞳に見つめられた彼女は、途端に頬を赤らめ、鼓動を高鳴らせる。
「セシリア様を愛しています。他のものはなにを失っても構わないが、あなただけは手に入れたいのです」
彼が今、恋慕の想いを言葉にしたのは、国王に対して説明した間接的なものではなく、直接セシリアに伝えたいと思ったからなのだろう。
ますます顔を火照らせる王女を、クロードは抱き寄せ、その逞しい腕に閉じ込める。
「私は騎士です。気配に気づかぬわけがないでしょう。セシリア様が後をつけて森に入ったところからわかっていました。全ての話を聞いていたのですね?」
「ご、ごめんなさい……」
盗み聞きを咎められたのだと思い、セシリアが身を縮こませたら、逆に謝られる。
「いえ、こちらこそ申し訳ございません。国王陛下に許しを得ることができませんでした……」
深いため息をついた彼は、セシリアの右手を取ると、その手のひらを自身の頬に当てた。
色香の溢れる瞳に見つめられた彼女は、途端に頬を赤らめ、鼓動を高鳴らせる。
「セシリア様を愛しています。他のものはなにを失っても構わないが、あなただけは手に入れたいのです」
彼が今、恋慕の想いを言葉にしたのは、国王に対して説明した間接的なものではなく、直接セシリアに伝えたいと思ったからなのだろう。
ますます顔を火照らせる王女を、クロードは抱き寄せ、その逞しい腕に閉じ込める。


