(妻にって……え、ええっ!?)
盛大に驚いて声をあげそうになったセシリアは、慌てて両手で口を押さえた。
クロードに女性として慕われていたことに、少しも気づかなかったので、喜ぶよりも信じられない心持ちでいる。
驚きのあまりに目が潤み、振り切れんばかりに鼓動が高鳴る中、セシリアはクロードの切々とした男心を聞いていた。
「私が王城騎士としてお仕えして十年、セシリア様の成長を見守って参りましたーー」
年々、美しく成長するセシリアは、クロードの目にも眩しく映っていたそうだ。
大人になっても、心は少女のような純粋さを残し、誰に対しても優しい清らかさに、彼は惹かれずにいられなかった。
恋慕の感情をはっきりと自覚したのは、一年半ほど前のことらしい。
けれどもセシリアに対する恋心は、誰にも気づかれてはならないものだと、胸に秘めていた。
騎士団長という軍の中では高い地位にある彼だが、相手が王女では、身分違いも甚だしいとわかっていたからだ。
盛大に驚いて声をあげそうになったセシリアは、慌てて両手で口を押さえた。
クロードに女性として慕われていたことに、少しも気づかなかったので、喜ぶよりも信じられない心持ちでいる。
驚きのあまりに目が潤み、振り切れんばかりに鼓動が高鳴る中、セシリアはクロードの切々とした男心を聞いていた。
「私が王城騎士としてお仕えして十年、セシリア様の成長を見守って参りましたーー」
年々、美しく成長するセシリアは、クロードの目にも眩しく映っていたそうだ。
大人になっても、心は少女のような純粋さを残し、誰に対しても優しい清らかさに、彼は惹かれずにいられなかった。
恋慕の感情をはっきりと自覚したのは、一年半ほど前のことらしい。
けれどもセシリアに対する恋心は、誰にも気づかれてはならないものだと、胸に秘めていた。
騎士団長という軍の中では高い地位にある彼だが、相手が王女では、身分違いも甚だしいとわかっていたからだ。


