「、、、、、、え?」




「何も変わらないでいいよ。、、、そのままでいい。私は來斗君が好き。もう振り切れたの。波人君のことは。いつの間にか気になっちゃってた。負けちゃったよ。來斗君、真っ直ぐだから。」




そう言われて、泣きそうになる俺。




それがバレたくなくて、ギュッと抱きしめた。




俺の恋が初めて実った瞬間。




胸がカッと熱くなって、嬉しくて、離したくない。




「好きだよ。ほんとに好き。」




「うん。私も。ふっ、あははっ!!來斗君ってほんとに真っ直ぐだね。」





そういうところが好きって、すずかは嬉しそうに言った。




幸せ。





こういうことを言うんだって思った。




この手を離さない。




寒い冬も君となら全然寒くない。




そんな寒い事を思った自分に笑ってしまった。