_______________ いつの間にか、外は雪が降るようになった 外ではクリスマスソングが流れるようになった。 「莉果」 「……」 いつの間にか、椎名くんの呼ぶ声に反応できなくなっていた。 お葬式などは、私の親が全て行った。 「椎名くん…」 「ん?」 「…どうして、私に何も聞かないのっ?どうして、何も責めないの?」 泣きながら私は椎名くんの服を掴んで、揺らしていた。