柊仁くんが居なくなった教室に、ふたり。 いつぶりだろう。 椎名くんと向き合った形で顔を合わせる 「…あ」 言葉が出てこなくて、どうしようかと思っていた時 「清水さん、今までごめん。」 椎名くんが謝った。 「聞いてくれる?俺のこと」 静かに、私は頷いた。