元子がもう少し太っていれば、きっともっと油が乗っていておいしかっただろう。


そんなことを思いながら、今度は胸に噛みついた。


痩せていると言っても、少しは肉付きのいい箇所だ。


元子の胸はとろけるように美味しかった。


口の中一杯に甘い脂が広がって行く。


しばらく食べることができていなかった、肉の味をしっかりと感じることができた。


もっと、もっと、もっと沢山食べたい!


今までの反動が出たように、あたしは元子の体にむしゃふりついた。


尖った石で皮膚を切り裂き、内臓を取り出してすすり上げる。


あぁ……これを舞奈ちゃんにも食べさせてあげたい……。