強制食料制度

釣り竿はどうやって作ればいいんだろう?


適当な枝を用意して、衣類で作った糸をつけて、針はなにで代用しよう?


夢中になってそんなことを考えていたから、近づいてくる足音に気が付かなかった。


「なにしてるの?」


そんな声が聞こえてきてハッと息を飲み、振り向く。


そこに立っていたのはクラスメートの澄田元子と長崎里美の2人組だった。


2人とも数日前より随分痩せてしまっている。


「べ、別に……」


すぐに2人から距離を取った。