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思いもよらぬ展開になってしまったけれど、あたしと夕子の関係は急激に近づいていた。


「アユリ。今日のお昼一緒に食べようよ」


クラスメートにお昼を誘われた事なんて今まで1度もなかったあたしは、唖然として夕子を見つめてしまった。


「なに変な顔してんの?」


夕子は首を傾げて聞いてくる。


「う、ううん。あの、隣のクラスのツグミも一緒でいいかな?」


しどろもどろになりながらそう言うと、夕子は心良く了承してくれた。