☆☆☆

あたしはずっと夕子の手のひらの上で踊らされていただけなんだろうか?


夕子はいつからあたしをターゲットにしていたんだろう。


もう、なにもかもがわからなくなっていた。


「ちょっとアユリ。ジュース買ってきてよ」


「あたしも」


「あたしんも分もね」


「……はい」


ただ、3人があれから一気にあたしを奴隷のように扱い始めたことだけは事実だった。


クラス内でもあたしたち4人の関係が崩れたことは知れ渡り、時々蔑むような視線を向けられていた。


なんで……あたしが……!!