うそつきペン

「あの人たちって、春子のことを盗撮した奴の仲間でしょ? どうして隆二が出て行く必要があるの?」


「そんなのほっとけないからに決まってんだろ」


隆二は当たり前のように言う。


あたしと夕子はその言葉に目を見交わせていた。


ほっとけないという理由だけで、ここまでできるのは思えなかった。


「春子のことが好きなの?」


朱里ちゃんが震える声でそう言った。


誰でもそう感じることだろう。


けれど隆二は朱里ちゃんの言葉にキョトンとした表情を浮かべて「別に?」と、首をかしげたのだ。


「嘘。好きだからそこまでするんでしょ?」


食い下がる朱里ちゃん。