清汰はそっと背中を撫でてくれた。

「俺こそごめん。お前を困らせてこんな思いさせて。」

「清汰………が……謝ることじゃっ……な………い。」

「結局幸せに出来ないな、俺。」

「清汰は……今も昔も私のヒーローだよ。」

「…………その言葉だけで十分だわ。」

離れると急に恥ずかしくなった。

こんなに長いことくっついたの初めて。

しかも、幼なじみ。。。。

「恥ずかしいな。。。。」

「私もそう思う。」

「「ふっ。」」

「何この会話っ。」

「それな、マジおかしいな!」

久しぶりに清汰と笑い合えた。

それはどれだけ幸せなんだろう。