叶わなくてもいいから、恋したい。

「私ね、清汰のこと弟だと思ってた。」

いつも優しくて、ちょっと悪ガキで、面白くて。

「それは変わらないと思ってた。」

いつまでも清汰は幼なじみとしていてくれると思ってた。

「でも、違ったの。清汰はちゃんと男子だった。」

気づいたら凛々しくなっていた。

気づかないうちに成長してた。

清汰のことをしっかり見てなかったのは私だ。

そんな時、清汰は私を見ててくれてた。

「相談にのってくれたり、励ましてくれたり、応援してくれたり。清汰にはいっぱい、いっぱい助けられた。」

なのに私は………

「だからね、きちんと見てからしっかりした返事をするの。」