六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



悩んでいるうちに、下校時間になってしまった。


「さゆ?」


「……はい!」


「どうした? 調子悪い?」


「いえ! ちょっと考えごとを!」


「そうか? 話聞くか?」


「ううん、大丈夫。帰ろっ」


ま、まずはチョコを渡すとこからだ!


晃くんと二人で帰るのはほぼ毎日だけど、未だに隣を見るのはドキドキする。


あ~どんな顔するかな?


「え………」


そう言ったきり、晃くんは固まった。


もしかして今日がバレンタインって忘れてたかな? 去年まではさらっと渡していたし受け取ってくれていたけど……。