「真凜ちゃん!!」



う、わ…。



乗車するなりこっちに駆け寄ってきた、清くんが!



「俺の真凜ちゃんに近寄るな!!清はあっち」



後ろから来た烈くんに引っ張られている。



「お前らうるせーよ、他の乗客に迷惑」



涼真くんが諭すけれど聞く耳持たず。



「お前こそ退けよ。真凜ちゃんの隣は俺だ」



涼真くんとあたしとの、2人席の真ん中に強引に割り込んで来ようとする。



きゃああっ、やめてー!



「悪いな、俺の真凜だからここは譲れない」



ええーっ!



涼真くん、ふたりを挑発してどうするの!?



「涼真ーっ!!」



烈くんと清くんに首を絞められそうになっている。