王子様の弱みを握っただけなのに。



「……即答かよ」


王子様がやっと返答をしたと思ったら、負け惜しみの言葉で、他に返す言葉が思いつかなかったようだ。



「お前はさ、弱点とかないのかよ?」


「弱点?」


「俺はお前だけ弱み握ってんのが気にくわねーんだ」


「あっそ」



それはあなたが曝け出すのが悪いでしょう。


私には関係ない。



「"あなたのパシリになるから絶対に言わないで"って言わせるくらいの弱点見つけてやるからな」


「無理でしょ。そんな弱点持ってないし」



別に些細な弱点はあるけど、それは打ち明けても別に問題はない。


そんな秘密にしたいくらいの弱点なんて……



なくはない。



いやいや、違うクラスだし、別に知っても良いし!