「どうしたの?ステーキ、嫌いじゃないよね?」

向かいの席からステーキを食べながら私を気にかけるリョウマ。

「嫌いじゃないよ?ちょっと調子が悪いだけ。」

この後、リョウマが寝たらこっそり抜け出そう。
そしてリョウマとはもう会わない。
私はそう心の中で決めた。

「大丈夫か?リズナ細いし貧血気味だからしっかり食べといたほうがいいよ。この肉、すっごい美味しいやつだから。


2週間前にすっごいいい人から貰ったんだ♪」