「よぉ。珍しいな。お前がこの時間なんて」 「へっ」 後ろから駆け足する音が近づいてきて、ああ、この時間だし他にも走ってる生徒がいるなぁとか思ってたら、その足音はあたしの隣まで来て並走しながらそう、声を掛けてきた。 爽やかで、柔らかくて、ふわふわの声。 声のするほうを向いたら、秋田君だった。 え、キャラこんなだっけ? 「秋田君!?」 「アタマ、火事のコントみたいになってっぞ」