だけど…… あれ以来、先輩のことを思い浮かべるたびに、もれなく、容赦なくセットみたいにくっついてくるあのキスのことが憎たらしくて仕方ない。 こんなもので上書きなんか、絶対に嫌なのに。 先輩の顔より、声より、アイツの目と、俺様なセリフが鮮明で、うまく先輩を思い出せない。 もう! 消えて! 消えてよ!