瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~



「事故なんだから関係ねーだろ。もう自分責めるのやめろよな」
「だけど仲間と高速バスは楽しいぞって学生時代の話なんかしなかったらきっと電車で……」
「もうよせって。俺がいるだろ」
「お前こそ自分の事そんなスペアみたいに言うもんじゃない」
「いいんだよ、俺は。生まれた時に死んでたかもしれねえんだし。いっときチヤホヤされて求められて彼氏でもできれば忘れられる、そんな仕事してんだし。親父の心のスキマ、埋めてやるよ」
「相変わらず自虐的なこと言うよな」

あたし、ここにいていいんだろうか……
キノコさんが秋田君のこと、拗らせてる、って言ってたの、きっとこれのことだ。

「あの……」
「あっ、バカかお前、存在感なさすぎ! いまの聞いてないよな!」
「お前、相当無茶言ってるぞ」
「……聞いてません……なんていうわけないじゃん」
「はぁ、情けねえな、俺」

プチン。
あたしの中で、なにかが切れた。