「俺と楽屋寄ってく?」 「い! いえ! いいです! 遠慮します!」 オーナーさんの優しさを、全力でお断りしてしまった。 だって、この恰好で会ったらまた何言われるか…… 笑われるのもシャクだし、いじめのことバレたらややこしそうだし。 なにより…… いま、秋田君に会ったら。 好き、が溢れて 止まらなくなってしまう…… 秋田君は「先輩を好きなあたし」を好きなんだ。 だからあたしが秋田君を好きになってしまっていること、絶対にバレちゃダメだ。