あと何分? あと何曲? 間に合って! どうか、 どうか最後のワンフレーズだけでも! 人波をかき分けて、ただひたすらに走った。 寒さは、もう感じてなかった。 並木道はまるで天国へ続くトンネルみたいで、あたしはその光のシャワーの中を全力で駆け抜けた。