瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~



吉岡君、まだあたしのことそんなふうに思ってくれていたなんて……

もうすっかり友達に戻れた気でいたあたしは、奈々にするみたいに秋田君の話を聞いてもらっていたのに。

申し訳ない気持ちでいっぱいで。

「吉岡君、ごめんなさい、あたし……」
「あはは。冗談だよっ。そんな顔しないで。言ったろ、『好きな人がいる子は可愛い』って。そんなに可愛くなるほど好きなんだから、諦めんなよ。最後の一曲の最後のフレーズくらいは聴けるかもしれないでしょ。ほら」

あれって、あたしのことだったんだ……

あたしが次の言葉を探して俯いていたら、吉岡君が自転車の鍵を差し出してきた。