先輩がくれた鏡に、スマイルとは正反対の顔が映ってる。 ぐちゃぐちゃの、しわくちゃの、醜い、泣き顔。 「先輩……ごめ、なさ……、笑えません。あたしっ……笑えません」 ドンっ! カシャーン!! 「きゃ」 「わっ」 完全に前方不注意。 ぼーっとしてた上に鏡の泣き顔が最悪で、前なんかぜんぜん見てなかった。 「「ごめんなさい!」」