あたしは秋田君の邪魔になってしまうから。 あたしばっかりが幸せじゃ、ダメなんだ。 さよなら。 秋田君。 「秋田君……でもあたし、やっぱりもう秋田君とは」 「あーもう! めんどくせえなっ! お前に選択権なんかねえんだよ! いいから俺のこと見てろ! 絶対俺を好きにさせてやるからな!」 がし、っと、秋田君の両手があたしの頭を抱えた。 ホールドされて、秋田君の顔が近づく。 鼻先が触れて、息がかかる。 凍り付いた頬に、白い、温かいぬくもり。 見つめられて、瞳に吸いこまれそう。 キス……されるっ