「早坂さん、こっち手伝って」 「ごめんね、遅くなっちゃって」 「まだ集合時間前だから大丈夫だよ。それより」 「ん?」 体育館には吉岡君がもう来ていた。 女装姿じゃなくて、いつもの吉岡君。 やっぱり、颯爽としていて、好青年だなぁ。 「文化祭が全部終わったら言おうと思ってたんだけど、なんかもう待ちきれないから言わせて」 「何を?」 吉岡君が急に真顔で。