「ここでの……お前との思い出が欲しいんだよ」 ……あ 小さな声で呟いた唇が、一瞬だけあたしに触れた。 え、 どういう意味? あ……だめだ。 また涙が出そうだよ。 「あ……たしっ、実行委員は後夜祭の準備だからっ」 顔を見られないように下を向いて、その場から逃げるみたいに走った。